ノエル。
Macを買ったオタクの誰もが、Macで青い円盤に焼かれたアニメを見たくなる。しかしそんな簡単にはいかないというのが困りどころ。
今まではMa**oの怪しいやつを使っていて(当然無料版)、これしか再生方法をしらなかった。VLCで再生する方法とかもあるらしいんだが成功しないまま終了していた。
Ma**oを張り倒す
Ma**oの怪しいやつの無料版は体験版なので再生中に画面にクレジットが表示される(下のような感じ)。ところがこれを消すことは可能である。
いじる前にインストール後1回起動しておく(おそらくセキュリティの関係でハッシュが合わないと起動できなくなる)。
まずはアプリ名とURLを消す。/Applications/Blu-ray Player.app/Contents/Resources/Mainを適当なテキストエディタで開いて、applicationDisplayNameとproductPageURLを “” にする。こうすることでアプリ名とURLを騙せるらしい。
次に「未登録バージョン」の文字を消す。QtLinguistとかのソフトを使って/Applications/Blu-ray Player.app/Contents/Resources/Locales/ja_JP/translation.qmを開く。「未登録バージョン」の文字列で検索するとPlayerViewVLC -> Unregistered Versionがそれに該当するっぽいので、そのJapanese translationを「全角スペース」にする。
登録を催促する画面とかは出てくるのだが、再生時のクレジットは綺麗に消えてくれる。まったくもってザラである。
追記(3 Pro版について)
こちらはもっと簡単。Contents/Resources/ja.lproj/MainWindow.stringsをテキストエディタかなにかで開いて「未登録版〜」の部分を空文字列 “” にすればよい(スペースがなくてもよい)。
ウォーターマークを消せば完全に購入したのと同様の動作をしてくれる。
Blu-rayのメニューにも対応したので本格的に使えそう。
libaacsを張り倒す
巷でどうやらmakemkvとかいうソフトウェアが話題らしい。ここに入っているlibmmbdとかいうのがlibaacsと互換性があるクセにBlu-rayに大量対応しているという話だ。こんどはこっちにしよう。
brewでffmpegを使ってBlu-rayを見ようなどとすると必ずlibaacsがインストールされる。別にlibaacs単体でインストールしてもよいが、とりあえずlibaacsが入っていることを前提にする。
MakeMKV.app/Contents/lib/libmmbd.dylibを、/usr/local/Cellar/libaacs/0.8.1/lib/libaacs.0.dylibに上書きする。この際もとのものはバックアップをとっておくと良いかもしれない。/usr/local/lib/の中のlibaacs.dylibを直接書き換えてもよいのだが、そうするとbrewにあーだこーだ言われる気がする。
追記:シンボリックリンクをはって ~/lib/libaacs.dylib を作ってもいいらしい。DYLD_FALLBACK_LIBRARY_PATHの中では最も優先度が高いっぽい。この場合brewでインストールしたlibaacsは無視されることになる。
これでlibaacsが書き換えられたので、mpvなどのプレイヤーで再生できるはずだ(下図)。 vlcでも再生できる。なおmpvでは
mpv bd:// --bluray-device=/Volumes/BDROM
などのようにコマンドラインから叩く。
なおどうやらMakeMKV.appをApplicationフォルダにインストールした状態でないと動かないっぽさがあったので、ゴミとしてここに入れておくしかない。ぐぬぬ。
追記:しかもライセンスが切れた状態ではダメらしい。ベータ版はちょこちょこライセンス継続コードがフォーラムに貼られているので(正規のもの)、これを探そう。
これを見ている人はわかっているとは思うが、いずれの方法にしろメニューなどは対応できない。青い円盤環境、頼む、もっと良くなってくれ。
→ Ma**oの3 Pro版で解決!やった!
ffmpegでエンコードはできませんでした(なんか読み込めなかった)。まあでもmpvでエンコードできちゃうので非常にアレにアレなのでとてもアレ。